明日から三日間、東京で過ごします。
一日目・・夜の東京湾とスカイツリー
二日目・・横浜の中華街・山下公園の散策と横浜湾クルージング
三日目・・浅草と隅田川の屋形船で川下り
東京は、そろそろ桜の季節のようですね。
楽しみです。
実は・・６年前。
３月１０日
夫が仕事で賞を受けました。
皇居にて、天皇陛下と皇后陛下にお会いすることが出来ました。
その日は帝国ホテルでお祝いしていただきました。
夫を含めて１８名でした。
翌日、
せっかく東京まで出てきたのだからと、
はとバス観光に出たのです。
「横浜ベイブリッジストーリーA」
その日は好天に恵まれていて、何組もの花嫁さんを見ました。
小さな子供たちが（保育園かな・・）ホテルの花嫁さんを見つけて
「おめでとう、おめでとう・・」と声を掛けていました。
山下公園は人々がゆっくりと散歩していました。
１４時４６分
私たち夫婦は横浜港の上でした。
震災の時は殆ど揺れを感じなかったのです。
そのため私たち乗客は何が起きたのかわからず・・
船は長い時間、湾内にいました。
横浜ベイブリッジの上にはびっしりと車が停車していて、動かず。
はじめの頃は静かだった湾内が急にざわめきだして
警備艇が忙しく走り出し。
遠くに見えるコンビナートには炎が上がったように見えました。
何が起きたのかなにもわからない私たちでした。
やっとのことで船は港に帰れたのですが、
乗船前はあんなに沢山の人が居た山下公園には
黄色いテープが張られていて誰も居なくて・・
警察官が数人立っていました。
バスに戻って出発したのですが・・
車窓から見える景色は・・
中華店が一軒丸ごと崩れ落ちていました。
渋滞がひどく、バスはまったく前進しません。
「皆様大変申し訳ないのですが、このバスは東京には戻れません。
この先で降りてください・・。」と、バスガイドさんの苦しい表情。
結果、横浜の街「桜木町」で私たちは降ろされました。
行く当ても無く、ホテルは何処も満杯で、多くの人々が歩道を歩いていました。携帯電話はまったく繋がらず、東京のホテルに荷物を置いてきたのですが、ホテルに連絡できず・・・。
横浜アリーナの外れにあった電話ボックスからやっとホテルに繋がり、荷物を北海道の自宅に送ってもらえることになりました。
その後、息子からやっと届いた携帯から聞こえたのは・・
「母さん大丈夫かい？」
『いったい何があったの？』
「あのね・・仙台は壊滅だよ・・」
『・・・。』。
長い時間・・横浜の街を彷徨いました。
あの夜は、とても寒かったのです。
２２時過ぎに、やっとたどり着いた街中（まちなか）の
コミュニティーセンター。
そこの６階の大画面テレビで
息をのみました。
東北の津波の映像を始めて見ました。
そして、火災の映像・・。
ほとんど眠れぬ夜でした。
翌日やっとのことで羽田空港にたどり着き。
やっとの思いで・・北海道の自宅に帰れたのでした。
あれから６年が経ちました。
今回の旅行は、その時の忘れ物をとりに行くのです。
同じコースを辿りたいのです。
「ホテル」も「はとバス」もその時と同じです（笑）
楽しんできます![]()
