はじまりのとき
タィン=ハ・ライ 作
代田亜香子 訳
世界じゅうの何百万もの難民へ
すべての人に家がみつかりますように
1975年からはじまるものがたり
タィン=ハ・ライ は、1965年生まれの女の子・・
ベトナム戦争終結の時、難民となりアメリカ合衆国に渡る。
受け入れ先のアラバマ州で、言葉や習慣の違いにとまどいながらの
慣れない生活がはじまる。その後、テキサス州に移りテキサス大学で
ジャーナリズムを学び、カリフォルニア州の新聞社に勤める。
作者自身の体験による日記形式。
約一年間の体験をもとに書かれている。
とても読みやすい
子供向けの海外児童文学
2011年全米図書賞
2012年ニューベリー賞
上記受賞する。
アメリカに渡ってから体験した
いじめ・貧困・隣人・家族
さまざまな体験は
小さい女の子に・・・
「だれも信じてくれないだろう。
たまにだけど、
あたしが、
平和なアラバマよりも
戦時下のサイゴンのほうがいいと思っているなんて。」
この言葉が印象的でショックだった。