南木佳士(なぎけいし)「ふいに吹く風」を、読み進めてます。
ほぼ中頃まで読みました。
作者は、医師であり文学者
私とは同年。
浅間山の麓の田舎で育つ。
母親とは三歳で死別、
父親はまもなく再婚した。
その後、母方の祖母と暮らしている。
本書は随筆です。
文章は読みやすいです。
作者自身の生い立ち、そのときの心情を綴っています。
自分にもあるのだろうか・・・
甘酸っぱく、ほろ苦く、時にはせつないまでの記憶と原風景。
自分の忘れていたその頃の心情を思い起こしてしまうのです。
時々涙腺をゆるめる文章に出会います。
「ありのままに生きる」とは・・・どんなふうなのか・・・
ぼんやりと理解できる気がしています